Do you think for the future?経由でナノレベルの粒子破砕でセラミックス膜の常温形成に成功!を知る。

衝突時の温度上昇による表面熔融ではなく、粒子の破砕現象による微結晶粒子の変形と新生面形成による表面活性化が支配的である事を明らかにした。

どうやって温度測定をしたのかが気になる。300〜1000m/sec の速度で衝突したときの衝突エネルギーが温度に変換されてないちゅーのが測定できるだけでも画期的な技術だな・・・。

これを電子顕微鏡(TEM)で組織観察すると、重い元素を含むPZTは黒く、軽い元素からなるアルミナは白く写り、膜内に存在する二つの材料の分布が明るさの違いとして観察できる。この結果、【図2】の左側の断面TEM写真にあるように基板面に平行な方向(基板衝突方向と垂直)に黒い層状のPZTの領域が観察され、この部分の領域がほぼ原料粉末の大きさに一致した。

EDXとかエネルギーフィルターでマッピングしたのを観たいな。写真のスケール200nmだけど・・・粒経10〜30nmが判断できない・・・。

写真を観た印象&妄想。積層方向の強度はありそうだが、積層方向に垂直(横)方向だと剥離しそうな気が・・。あと、アルミナの量をコントロールすることによって(均一にアルミナを分布させる)誘電率が上がりそうだな。まだ、平面に分布させているが、球面なり曲面に均一に分布させることが将来的に出来そう。そしたら3次元回路というか立体基板というか、あんまり役にたたなそうだけど面白そうな回路ができるかな。

高温が必要ないってのが良いねぇ。基本的に窯業は環境に厳しいからな。